植木屋になったきっかけ
私がまだ子供の頃、祖母の家に植木屋さんが来ていて、私もその植木屋さんの真似をしてハサミで枝を切ってみると、すごく楽しい!面白い!と感じたことが、そもそものきっかけでした。 それからというもの、植木屋さんへの憧れを抱くようになった私は、夏休みなどで祖母の家に行くと、庭木の剪定(・・と呼べるのか謎ですが笑)をするようになり、祖母がとても喜んでくれたのをよく覚えています。
中学・高校時代
中学生になって進路を真剣に考えていた頃、農業高校に造園科があることを知り、植木に関してもっと勉強したい・植木屋になりたいという思いから、埼玉県杉戸農業高等学校の造園科へ入学しました。造園科といっても、授業内容の半分は普通科と同じ科目だったので、科目数が多くて大変でしたが、造園の勉強ができてとても楽しかったです。ちなみに「造園」とは、測量・植木の剪定・移植などのことで、高校で初めて造園の世界を広く浅く学びました。
高校卒業後の仕事
卒業後は、高校で学んだことを活かすために、久喜市の造園会社・有限会社樹幸苑緑化に就職しました。この会社では、主に公共工事と民間工事を行っています。公共工事は野球場や更地に公園を造る工事で、 民間工事は個人邸のお庭を造ったり、植木の剪定・伐採を主に行うのですが、私が好きだったのは民間工事です。なぜなら、直接お客さんとお話をするので、喜んでもらえることがその場で実感できたからです。
独立に至った理由
就職してからも、いつかは独立したいと思っていましたが、お客さんの喜んでいる姿が直接見られる「民間工事を優先でやりたい」と強く思ったことが、独立決意のきっかけとなりました。そして平成24年11月に独立し中島造園の代表となり、現在に至ります。
植木職人としての理念・ポリシー
植木屋は職人魂が強い人が多く、職人として木への考え方がそれぞれあり、木の性質によってお客さんの要望通りに切ることができないとか、この木はこうした方がいいからこのようにする、という人もいます。確かにプロの視点でアドバイスをすることはありますが、ひとつ間違えれば、それはただの押し売りになってしまいます。ですから、まずはお客さんの要望通りになるように最善を尽くすことを、私は心がけるようにしています。
植木屋になって良かったと実感すること
植木屋になって良かったと実感するのは、大好きな植木に携わることでお金を貰い、なおかつお客さんにも喜んでもらえることです。 よくある依頼は、いつの間にか伸びてしまった枝や、大きくなりすぎた木の対処に困っているというものですが、その悩みを解決できた時、「きれいになって良かった」と言って頂いたり、大変な作業の後には「ご苦労様でした」と言ってもらえることも嬉しくて、本当にこの仕事にやりがいを感じています。
資格のこと
資格は、1級造園技能士・2級造園施工管理技士・2級土木施工管理技士を持っています。植木屋という職業に興味のある方は、是非こちらの動画もご覧ください。
その他の活動
平成27年10月に「全国造園業・空家問題対策協会」を発足し、その代表理事をしています。近年増加しつつある空き家問題について、造園業の立場から解決の一助となるべく、全国の造園業の有志が集まりました。当協会の活動を通じ、空き家の庭木に関するトラブルを少しでも減らすことで、社会に貢献していきたいと考えています。
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